股関節の痛みにお悩みの方へ

「歩くと足の付け根が痛い」「立ち上がりや階段の動きがつらい」
このような股関節の不調は、放っておくと日常動作に大きく影響し、将来的には歩行制限や変形につながることもあります。

初期段階では「なんとなく重だるい」「ストレッチでよくなると思っていた」と軽視されがちですが、
関節の状態や周囲の筋肉バランスを適切に整えることで、痛みの進行や再発は十分に防げます。

よくある原因と症状の例

股関節の痛みは、関節構造・周辺筋・靭帯・神経など複合的な要因が関係しています。
以下のようなケースが代表的です。

先天的な構造の問題や長年の負担により、股関節の軟骨がすり減ることで痛みが発生。
脚の付け根が詰まる・動きが硬い・歩きづらいといった症状が進行していきます。

股関節を曲げたり捻ったときに骨同士が衝突し、関節唇や軟骨に損傷が起こる状態。
スポーツ愛好家や若年層にも多く、「動かすたびに痛い」「引っかかる感じがある」といった違和感が特徴です。

股関節周囲の筋力バランスが崩れると、片足立ちや歩行でぐらつき・痛み・疲労感が出やすくなります。
特に腸腰筋がうまく働かないと、腰や膝にも負担が波及します。

お尻の深層筋が硬くなることで坐骨神経が圧迫され、股関節～太もも・膝裏まで痛みやしびれが出るケース。
「股関節が悪いと思っていたら、神経の通過障害だった」ということもあります。

サッカー・格闘技・陸上などで鼠径部に負担が蓄積することによる痛み。
股関節と体幹の連動性や筋力アンバランスが背景にあります。

当院では、股関節だけでなく骨盤・腰椎・膝関節・足首・体幹との関係も含めて評価し、
根本原因に対して施術・指導を行います。

可動域・筋力バランス・動作時痛のチェックに加えて、股関節周囲筋・体幹の連動性も確認。
整形外科的テストや動作分析を用いて原因を明確化します。

中殿筋・腸腰筋・梨状筋・外旋筋群など、原因筋を丁寧に評価し、的確に緩め調整します。
また、関節の詰まりや可動域制限がある場合は、関節モビライゼーションも実施。

炎症部位の回復促進や神経性の痛み軽減に。急性期〜慢性期まで対応可能です。

深部の血流改善・筋緊張の緩和に適しており、冷え・硬さ・慢性痛に有効です。

股関節を安定させる中殿筋や腸腰筋、体幹インナーマッスルを活性化し、再発を予防。
ご自宅でのセルフケア方法も丁寧にお伝えします。

股関節の痛みは、我慢せず早めのケアが大切です。
「いままでは経過観察だけだった」「年齢のせいと諦めていた」そんな方こそ、一度ご相談ください。