
膝の痛みにお悩みの方へ
「歩くと膝がズキッと痛む」「階段の昇り降りがつらい」「正座ができない」
膝の痛みは、年齢やスポーツ歴に関係なく、多くの人が経験する不調のひとつです。
初期は「使いすぎかな」「一時的なものかも」と放置しがちですが、
違和感や引っかかりが続く場合は、関節や軟骨、靭帯、筋肉のバランス不良が原因となっている可能性があります。
よくある原因と症状
膝は、股関節・足関節との連動や筋肉の働きに大きく影響される部位です。
以下のような症状が見られる場合、早めのケアが必要です。
変形性膝関節症
加齢や体重負荷、筋力低下により、膝関節の軟骨がすり減ってくる状態。
膝の内側に痛みが出やすく、「動き始めが痛い」「正座ができない」「O脚になってきた」といった特徴があります。
膝蓋大腿関節症(膝のお皿の痛み)
階段やしゃがみ動作で膝のお皿周辺に痛みが出るケース。
大腿四頭筋や股関節の柔軟性低下、足部アライメント異常が原因になることもあります。
鵞足炎(がそくえん)
膝の内側やや下の部分が押すと痛く、坂道・階段・長時間の歩行で悪化しやすい。
特にランナーや部活生に多く、使いすぎによる炎症です。
半月板損傷
「膝がひっかかる」「伸びきらない」「不安定な感じがする」といった症状がある場合、
関節内にある半月板が損傷している可能性があります。日常のねじれ動作やスポーツで発症します。
オスグッド・ジャンパー膝(成長期スポーツ障害)
成長期の子どもに多く見られる、膝下の骨が出っ張って痛む障害。
ジャンプ・ダッシュ・屈伸を繰り返すことで、膝前面に負担がかかります。
当院でのアプローチ方法
痛みのある膝だけでなく、股関節・足首・骨盤・体幹との連動性や歩き方・姿勢の癖などもチェックし、
根本から改善を目指します。
評価・動作分析
膝関節のアライメント・可動域・筋力・左右差・歩行パターンを確認。
必要に応じて整形外科的テストも行い、原因を明確にします。
手技療法(筋膜リリース・関節モビライゼーション)
太もも・ふくらはぎ・お尻周辺の筋緊張をゆるめ、関節の負担を軽減。
炎症がある場合は周囲をかばう筋肉へのアプローチも行います。
ハイボルテージ・超音波・ラジオ波
急性の炎症、慢性の痛み、腫れ、可動域制限などに対応。
深部までしっかりアプローチできるため、スポーツ障害や膝関節症にも有効です。
姿勢・歩行・トレーニング指導
中殿筋やハムストリングス、体幹インナーマッスルなど、
膝への負担を減らす筋群の再教育・機能改善トレーニングも指導いたします。
膝の痛みは、「年齢のせい」「クセだから」とあきらめず、
早期に対処することで改善と予防が可能です。
一人ひとりの状態に合わせたケアをご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。